独り暮らしお年寄りにせまる社会問題

投稿日: 2015年1月17日  | カテゴリ: 認知症

今日は、表面化していないお年寄りが直面する社会問題です。

 

わが国は超高齢社会になっていることは、あなたもご存知のことと思います。

 

超高齢社会と言うことは、簡単に言えば、お年寄りの数が極めて多いと言う事

です。

 

その中で、75歳以上の高齢者世帯の種別をみますと、単身世帯が第一位です。

つまり、6人に1人は独り暮らしとなります。

 

第二位は、高齢者と息子、又は娘の二人暮らし世帯、三位は高齢者夫婦世帯と

続きます。

 

 

もう一つ、認知症についてですが、85歳以上の要介護者の4人に1人は認知症

と言われています。

 

 

ここで単身世帯と認知症が合体した場合の様々な問題が起こってくるわけです。

 

 

ここで、重度の認知症の方は比較的問題はありません。問題ないと言うと語弊

があるかも知れませんが、重度であれば、誰かが何らかの対処をしてくれると

思います。

 

問題は、独り暮らしで軽度の認知症の場合です。

 

当然、その場合に、本人は認知症であるとの自覚はありません。

周りの人も認知症とは気づきません。

もちろん、介護保険の申請もしていません。

 

要は、自他共に普通の生活を送るお年寄りとしての認識しかありません。

 

 

お年寄りの社会問題の一つとして、振り込め詐欺が上げられます。

 

しかし、これは表面化した社会問題でして、実は表面化しないお年寄りの社会

問題があるのです。

 

 

一例をあげますと

 

さいたま市大宮区在住の長谷川ツネさん(仮名)76歳の場合です。

独り暮らしです。重度ではない認知症らしいのですが、本人の自覚はありませ

んし、病院へ行っていないため認知症の診断もされていません。

当然、介護保険の申請もしていません。

 

3年間で全財産、約1500万円を失いました。

 

加害者は詐欺師でもなければ、お年寄りの無知に付け込もうとする人でもあり

ません。

加害者のひとりは、普通に女性用の手作りファッションブティックを経営する

Aさんです。

 

地域包括センターの担当者の尽力によって、長谷川ツネさんはグループホーム

に入居して今後の生活を送るようになりました。

 

 

地域包括センターの担当者の話によりますと、長谷川さんの自宅には所狭しと

洋服が掛かっていたそうです。長谷川さんが着るには派手すぎるドレスのよう

なものもあり、よく見ると一度も袖を通していないものがほとんどだったそう

です。

 

長谷川さんは、ある日何気なく手作りの高級ブティックのお店に入りました。

そのお店の洋服は、平均1着あたり10万円~30万円の高級ブティックです。

 

長谷川さんは、そのお店でとても丁寧な接待を受け、12万円の洋服を購入しま

した。

 

その後、お礼の電話や、お礼のハガキを受け取りました。

 

長谷川さんはこのブティックにとても好感を持つようになり、毎日のように通

うようになりました。

 

店長のAさんとも顔なじみになり、お茶を飲み、世間話をして、毎回勧められ

るままに洋服を購入していました。

 

長谷川さんは、このブティックで自分を大切に扱ってもらっていることに、

とても幸せを感じておられたようです。

 

自分で自覚のない認知症のため、金銭感覚もありません。

 

店長のAさんも、大切なお得意様として丁寧に対応していただけです。

 

結果として、長谷川さんは3年間で全財産を失うようになりました。

 

 

この他にも、外貨預金投資に全財産3000万円を投資して、生活ができなくな

ったケース。

違法な投資会社ではありません。

投資した理由は、営業マンがとても親切で、自分を大切に扱ってくれたから、

です。

 

 

住宅リフォーム、4年間で4000万円を使い、全財産を失った場合。

かつて問題になった、床下換気扇等の法外なリフォームではありません。

 

バリアフリー工事や手すりの取り付けから始まり、浴室改修、トイレ改修、キ

ッチン改修、間取りの変更、外壁サイディング工事、屋根工事等々。

 

リフォームの理由は、工事中は工事担当者が毎日のように訪れて、丁寧に接し

てくれたからです。

 

 

 

共通して言えることは、自他共に認識していない認知症により、金銭感覚がな

くなった独り暮らしのお年寄りが、寂しさや疎外感から開放されて、大切に扱

ってもらえる喜びにお金を使った結果、全財産を失うようになったものです。

 

これらは詐欺でもなく、刑事犯罪でもありませんし、普通の経済活動ですので

統計がありません。

 

おそらく、振り込め詐欺以上の件数があると思いますが、社会問題として認識

されていません。

 

 

介護職員の業務には、相談援助と言う業務があります。

 

介護についての相談を受け、アドバイスするのも介護職員の重要な業務なんで

す。

 

しかし、介護認定を受けた方に対する相談援助となっていますが、本当に必要

なのは、介護認定を受けていない、自他共に自覚のない認知症のかたに対する

相談援助だと思います。

 

 

 

 

それでは、また。


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