田舎に帰って認知症の母との対話

投稿日: 2015年2月2日  | カテゴリ: 認知症

 

田舎に帰ったときのお話しです。

 

 

私の田舎は島根県の雲南市と言うところです。

 

島根県ってわかりますか。

広島の上、鳥取の先、山口の手前です。

出雲大社や世界遺産の石見銀山があります。

 

87歳になる母親が独りで暮らしています。

 

1月の雪が降る寒い日でしたが、仕事の都合で島根へ帰り、ついでに実

家へ寄って来ました。

 

 

母は要介護2の認定を受けています。

ですが、認定基準は自治体によって、かなりいい加減なもので、どう見

ても要支援程度だと思うのですが、ケアマネさんの尽力で要介護2にな

ったのではと思っています。

 

ちょっとボケも入っています。

ボケと言うのは、いわゆる認知症のことですが、認知症と言う言葉は、

あまり好きではないのでボケと言う言葉を使います。

 

実家に帰って2日間滞在しましたが、そのなかで一つのエンドレス会話

が永遠と続きました。

 

それは、ストーブが盗まれたことです。

 

 

 

実家に帰ると、周りは雪でした。家の中ではコタツに布団をかけて母が

寝ていました。いわゆる寝たきりの状態。

コタツ以外の暖房器具は使用していませんでした。

室内は寒々です。

 

どうしてストーブをださないかと尋ねると、どろぼうが入って石油スト

ーブと電気ストーブが盗まれたとのことです。

こんな年寄りのところから盗まなくても、他に盗むところもいくらでも

あるのに。と言う話しが、10分おきに永遠に続きました。

 

 

以下、母との会話です。(出雲弁)

 

母:どろぼうが入ってストーブを盗んでいったが。おおかた、デイサー

ビスにいっとる木曜日に盗まれたらしい。

 

私:そげかね。そーだども、案外、泥棒も、後で、わりことしたと思っ

て、盗んだストーブをどっかに返してああかも知れんけん、さがしてみ

いわ。

 

母:そげなことああわけ無いわね。盗んだもんを後で返すくらいなら、

最初から泥棒などせんわね。

 

と言うことで、家の中あちこち探してみると、縁側の端に毛布がかかっ

たストーブを発見しました。

灯油を入れて、やっと部屋が暖かくなりました。

 

 

母:ストーブはどげしただ。

 

私:縁側の端にあったよ。おおかた、泥棒があとで返しておいたかもし

れんね。

 

母:そげなことあーだーか? 盗んだもんを返すやな泥棒がおーだーか。

 

母はしばらく考え込んでいました。そして。

 

母:おおかた、夏に律子さん(兄貴の嫁)が帰ったときに縁側にストー

ブをかたづけたかも知れんわ。そげだわ。

 

私:その可能性もああね。泥棒か律子さんか、どっちかだね。

 

母:いや、律子さんが片付けたんだわ。泥棒が盗んだもんを返すことは

ないけん。

 

と言うことで、ストーブ盗まれた事件は一件落着です。

 

 

 

あなたなら、こうした場合どう対応されますか?

 

おそらく、泥棒がストーブを盗むはずがないと言うことを教えてあげよ

うとするのではないでしょうか。

 

本人は心の底から盗まれたと思っているわけですから、その思いを否定

することになり、結果として心の奥底にキズをつけてしまうことになっ

てしまいます。

 

 

本人の思い、考えをまず受け入れてあげることが大切だと言うお話しで

した。

 

 

それでは、また。

 


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